歯ぎしりや食いしばりが引き起こす咬合性外傷とは?
こんにちは!松戸市・新松戸駅前の歯医者、ウィズ歯科クリニック新松戸院長の手島です。
「歯が痛むけどむし歯ではなさそう…」「特定の歯だけが噛むと痛い」と感じたことはありませんか?もしかすると、それは歯ぎしりや食いしばりによる咬合性外傷が原因かもしれません。この記事では、咬合性外傷の主な症状や原因を解説し、放置した場合に起こりうるリスクや具体的な治療方法についてご紹介します。
咬合性外傷について正しい知識を身につけることで、症状の悪化を防ぎ、健康な口腔環境を保つ方法がわかります。ぜひ最後までお読みください。
咬合性外傷とは?その症状と原因
咬合性外傷は、歯やその周囲の組織に過剰な力が加わることで引き起こされる状態です。歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの不良が原因となることが特徴です。この状態を放置すると、歯周病や顎関節症などの深刻なトラブルに発展するリスクが高まります。初期段階では目立った症状がなく、進行してから気づくケースも少なくありません。そのため、早期発見が重要です。
咬合性外傷の主な症状
咬合性外傷は、特定の歯やその周囲に現れる痛みが主な特徴です。「噛むと痛い」「歯がぐらつく」といった症状がある場合、咬合性外傷が疑われます。また、歯ぐきの腫れや出血、歯周ポケットが深くなるといった歯周病に似た症状が見られることもあります。
進行すると、歯がすり減る、欠けたりすることもあり、進行すると知覚過敏が生じることがあります。食事中に片側だけ痛みを感じたり、歯が動いているような感覚がある場合は早めに歯科医院での診断を受けることをおすすめします。
咬合性外傷の原因となる習慣
咬合性外傷の原因はさまざまですが、歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの不良などが主な原因です。これらが続くことで、特定の歯に負荷が集中し、過剰な力が加わることで問題を引き起こします。
睡眠中に無意識に起こる歯ぎしりや、日常的な食いしばりも咬合性外傷のリスクを高める主な要因です。歯ぎしりや食いしばりは通常の噛む力の3倍以上になることがあり、歯や歯周組織に大きなダメージを与えます。定期的な検診で早期に発見し、適切な対策を取ることが重要です。
咬合性外傷を放置するとどうなる?
咬合性外傷を放置すると、歯や歯周組織への負担が増え悪影響を及ぼします。これにより、歯を支える骨が吸収され歯周病が進行し最終的に歯を失う可能性が高まります。また、痛みや違和感が続くことで、日常生活にも影響を及ぼす可能性があります。咬合性外傷は自然に治癒することが難しいため、早期の対応が欠かせません。
放置することで起こるリスク
「噛むたびに痛みが走る」「違和感が続く」といった不快な症状が悪化し、生活の質が低下することがあります。
一度ダメージを受けた歯周組織は、自然治癒が難しいため、早期に治療を行う必要があります。治療が遅れるほど歯の寿命が短くなり、インプラントや義歯などの大掛かりな処置が必要になる場合もあります。症状が軽いうちに歯科医師に相談することで、将来の負担を軽減できます。
咬合性外傷の治療と対策
咬合性外傷の治療では、噛み合わせを整える咬合調整や、歯ぎしりや食いしばりから歯を保護するマウスピースの使用が主に行われます。咬合調整は噛み合わせの不良を根本から解決する治療法であり、マウスピースは補助的に歯ぎしりや食いしばりの負担を軽減します。これらの治療を適切に組み合わせることで、症状を和らげ、歯や歯周組織を保護することができます。
咬合調整で負担を軽減
咬合調整は、咬合性外傷の治療の基本となる方法です。歯科医師が噛み合わせを確認し、特定の歯に過剰な負担がかからないよう調整を行います。
噛んだときに特定の歯だけが強く当たって痛みを感じる場合、噛み合わせの調整によって症状が大きく改善されることがあります。咬合調整を行うことで、痛みや歯周組織へのダメージを最小限に抑えることができます。特に、詰め物やかぶせ物を新しくした後に違和感がある場合は、早めに歯科医に相談することをおすすめします。
マウスピースで歯を保護
マウスピースを使用することで歯を保護し、咬合性外傷の症状を軽減する治療法です。特に、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりによる過剰な負担を軽減するためにマウスピースが効果的です。歯ぎしりは通常の噛む力を大きく超え、歯や歯周組織に深刻なダメージを与えることがあります。
マウスピースを装着することで、歯同士の直接接触を防ぎ、摩耗や損傷を抑える効果が期待できます。また、痛みや違和感を和らげる役割も果たします。ただし、対症療法であるため、噛み合わせの調整や生活習慣の見直しと併用することが大切です。
咬合性外傷を防ぐためにできること
咬合性外傷は、適切な予防を行うことで発症や悪化を防ぐことが可能です。
日常生活で注意すべきポイント
咬合性外傷を防ぐためには、日常生活での工夫が大切です。歯ぎしりや食いしばりを防ぐためには、日中は意識的に上下の歯を軽く離す習慣をつけると良いでしょう。
ストレス管理も重要で、就寝前にリラックスできるルーティンを取り入れるのもおすすめです。深呼吸やストレッチを行うなどリラックスする時間を作ることが効果的です。もし睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが原因で咬合性外傷が進行している場合は、歯科医院でナイトガード(マウスピース)の作成を検討しましょう。歯ぎしりに対するナイトガード治療は保険適用にて受けられます。
定期的な歯科検診の重要性
咬合性外傷を防ぐためには、定期的な歯科検診が欠かせません。検診を受けることで、初期の段階で異常を発見し、早めの治療が可能になります。特に詰め物やかぶせ物の高さの調整、噛み合わせのチェックなど、自分では気づきにくい部分をプロが確認してくれるため、大きな安心につながります。
また、検診時には歯のクリーニングも行われるため、むし歯や歯周病のリスクも軽減できます。定期検診を習慣化することで、咬合性外傷の予防だけでなく、長期的な歯の健康を維持できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。咬合性外傷は、歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの問題などが原因となり、放置すると歯周病や歯を失うといった深刻なトラブルを招く可能性があります。しかし、早期の対策や治療で症状を軽減し、健康な口腔環境を取り戻すことが可能です。日常生活での注意や定期的な歯科検診を習慣化することで、咬合性外傷の予防に役立ててください。この記事が、皆さまの健康維持にお役立ていただければ幸いです。
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