【症例】40代女性 歯根破折を部分矯正で保存した治療
こんにちは!松戸市・新松戸駅前の歯医者、ウィズ歯科クリニック新松戸院長の手島です。
私はウィズ歯科クリニック柏院で10年間勤務していたのですが、今回は柏院で治療を行った1症例をご紹介致します。
上の前歯の被せものが揺れ始めたとのことで来院されました。左上の一番前の被せものが揺れてきたとのことでしたが、差し歯を外して根っこを見てみると破折してしまっていました。根っこの治療をしている歯は破折のリスクがあり、特に噛み合わせの強い方や、残っている歯が少なくなっている方ではリスクがより高くなります。
- 治療前
- 治療後
行ったご提案・治療内容
歯根破折を起こしている歯の治療方針は基本的には抜歯になることが多くなります。破折している場所には汚れが付きやすくなってしまったり、歯ぐきの下に歯が入り込んでしまい差し歯の支えとして機能しなくなってしまうからです。
今回は治療の選択として、抜歯をしてブリッジ・部分入れ歯・インプラント。抜歯をせず歯を残す方法として部分矯正による歯の保存の選択肢を提示しました。
今回のケースでも通常ですと抜歯の選択になってしまう所ですが、患者様の歯を残したいという強い希望もあり、破折している位置が比較的浅かったため部分矯正により歯を引っ張り上げる方法によって保存することとなりました。
まずは右上の差し歯も古くなっていたため仮歯に置き換え、左上の歯を矯正ゴムによってけん引しました。充分歯が動いたのを確認したのちに、周りの歯ぐきの位置を調整をして最終的な被せものを装着しました。
術後の経過・現在のご様子
特に治療後の違和感等もなく経過観察中です。
この治療のリスクについて
・元々状態の悪い歯を保存しているため長期的な予後は不安定になりやすい
・歯を動かす期間や歯ぐきの治癒を待つ期間が含まれるため比較的治療が長期間かかる
・自費診療(保険適用外治療)になる
治療費用・期間について
治療費用:366,000円(右上前歯の差し歯を含めて)
治癒期間:約14ヶ月
当院ではインフォームドコンセントを厳守し、治療の選択肢を提示し患者様に選んでいただく形で治療方針を決定しています。
まとめ
この症例では、通常であれば抜歯が選択されるケースにおいて、患者様の「歯を残したい」という強いご希望を尊重し、部分矯正を活用して歯を保存する治療を選択しました。治療期間は長期にわたりましたが、経過は順調で、患者様にもご満足いただいております。当院では、患者様一人ひとりのご希望やお悩みに寄り添い、最適な治療法をご提案しております。お口の健康で気になる点がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
千葉県 松戸市、新松戸の歯医者
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