【症例】外科的な侵襲の少ないフラップレスインプラント治療症例｜松戸市の歯医者「ウィズ歯科クリニック新松戸」の症例

こんにちは！松戸市・新松戸駅前の歯医者、ウィズ歯科クリニック新松戸院長の手島です。

治療前　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　治療後

今回は他院で抜歯を行ったのちに当院でフラップレスインプラント治療を行った症例をご紹介します。

患者様は40歳代女性。「抜歯した所にインプラント治療を検討したい。」とのことで来院されました。抜歯となった経緯は他院で根管治療を行っていたがなかなか良くならず、予後不良とのことで抜歯に至ったとのことでした。HPでインプラントについて見て来院してくださった方です。インプラントの他にBrや部分入れ歯などの他の選択肢も説明し、相談した結果インプラントによる治療を希望されました。抜歯を行った医院でも治療法については相談していたとのことでしたがフラップレスインプラントを行っていなかったため当院にセカンドオピニオンで来院されました。

今回のケースは抜歯を行ってから半年以上経過していたため骨も治っており、インプラント治療をするのに十分な骨量もあり問題ありませんでした。

フラップレスインプラントでは歯ぐきを切開することなく非常に侵襲が少ない治療です。当日や術後の痛みや腫れも出にくく、患者さんの負担も少なくなっており、今回のケースのように骨がしっかりあり、歯ぐきの問題もない場合には最適な治療法と言えます。

インプラント治療は保険適用外となるため費用が高額になるというデメリットがあります。メリットとしては両隣の歯を削る必要がなく、入れ歯のように取り外しも必要がない、などブリッジや入れ歯にはないメリットがあります。また、ブリッジや入れ歯といった他の治療法と比較しても臨床成績が良く、長期の安定が見込めます。当院ではそれを踏まえて、インプラント本体は10年の保証を設けております。また、咬合力も他の治療法と比べて天然歯に最も近い咬合力が発揮でき、食事の時の違和感も感じにくくなっております。

今回のケースでは初めからインプラント治療を希望されて来院されましたが、念のため他の治療法も全て説明し、相談した上でインプラント治療を行うこととなりました。

術前には口腔内写真撮影、口腔内の型取り、ＣＴの撮影を行いました。その後ＣＴ上でインプラントを埋入する位置をシミュレーションを行い、それを元にサージカルガイドを作成しました。

手術の際にはそのサージカルガイドを用いてフラップレスでインプラント手術を行いました。

術後は１.５ヶ月程様子を見て、インプラント本体と骨との結合度合を確認するために専用の器具を用いて確認し、被せものを作成しました。

今回は外科的な侵襲の少ないフラップレスインプラント治療を行ったことで、術後の腫れや痛み、出血が出ることはほとんどなく、手術時間も15分程度でしたので、患者様からは「想像したより早かった」との言葉をいただけました。

現在も特に問題なくメインテナンスで経過観察を行っています。

基本的には出にくいですが、術後に痛みや出血、歯肉および顔の腫れ、青あざが出る場合があります。出血に関しては術後1～2日で収まり、痛みや腫れ、青あざは術後数日から1週間ほどで収束します。

術直後はそうした症状が出現した際の対処として十分な量の痛み止めを処方致します。

治療費用：サージカルガイド 55,000円
フィクスチャー(カムログ社製) 210,000円
チタンアバットメント＋ジルコニアクラウン 190,000円
計455,000円

治癒期間：3.5カ月

今回はサージカルガイドを用いた低侵襲なインプラント治療である「フラップレスインプラント」を行った症例について紹介させていただきました。インプラント治療は周囲の歯に負担をかけない方法であり、フラップレスインプラントはインプラント治療のデメリットである外科的な侵襲を最小限に抑えることが出来る術式です。治療を受ける方にも非常にメリットの大きい治療で、最初からフラップレス治療を希望されて来院される患者さんも多くいらっしゃいます。

当院では国際口腔インプラント学会（ISOI）認定医が四名、インプラントコーディネーターも在籍し、セカンドオピニオン、無料相談も受け付けておりますのでご連絡をお待ちしております。

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