噛む力と脳の健康の関係とは？歯周病が影響する認知症リスク｜松戸市の歯医者「ウィズ歯科クリニック新松戸」の豆知識

こんにちは！松戸市・新松戸駅前の歯医者、ウィズ歯科クリニック新松戸歯科衛生士の有銘です。

皆様は歯周病と認知症に関連があることをご存じでしょうか？近年の研究で、歯周病と認知症の関連性が明らかになり、特にアルツハイマー型認知症との関係が注目されています。

そこで今回は、
・歯周病が認知症にどのような影響を与えるのか
・認知症を予防するためにできること
について、お話ししていきます！

① 歯周病の炎症が脳に与える影響

歯周病は慢性的な炎症を引き起こし、炎症性物質（サイトカイン）が血流を介して脳に影響を及ぼすと考えられています。これにより、神経細胞がダメージを受け、認知機能が低下するリスクが高まる可能性があります。

② 歯周病菌（P. gingivalis）とアルツハイマー型認知症の関係

近年の研究で、歯周病の原因菌「ポルフィロモナス・ジンジバリス（P. gingivalis）」がアルツハイマー型認知症の患者の脳内から検出されたことが報告されています。

この菌が作り出す「ジンジパイン」という毒素が脳の神経細胞にダメージを与え、アルツハイマー病の原因物質「アミロイドβ」の蓄積を促進すると考えられています。

③ 歯の本数と認知症のリスク

歯の本数が少ない人ほど、認知症のリスクが高まることが分かっています。これは、歯を失うことで「噛む刺激」が減少し、脳の活性が低下するためと考えられています。

認知症のリスクを減らすためには、以下の習慣を意識することが大切です。

①歯周病の予防・治療

・定期的な歯科検診（歯石除去・クリーニング）
・正しい歯磨き習慣（歯ブラシ＋フロスや歯間ブラシを活用）

②噛む習慣を維持する

・硬めの食事を取り入れる（玄米・ナッツ・根菜類など）
・ガムを噛む習慣をつける（キシリトールガムなど）

③全身の健康管理を意識する

・バランスの良い食生活（抗炎症作用のある食品を取り入れる）
・適度な運動習慣（ウォーキング・ストレッチなど）

歯周病は単なる「口の病気」ではなく、全身の健康にも深く関わっています。
しっかりと予防し、認知症のリスクを減らすためにも、早めの歯科検診を心がけましょう！

ウィズ歯科クリニック新松戸は、新松戸駅から徒歩10秒の好立地にあり、通院に非常に便利です。また、提携駐車場・駐輪場も完備しているため、お車や自転車でのアクセスもスムーズに行えます。

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