• 各種専門医在籍
  • 全室個室
  • キッズルーム
  • 提携駐車場
  • 託児サービス
  • 各種保険対応

News

指しゃぶりはいつまでOK?歯並びを守るために知っておきたいこと

こんにちは!松戸市・新松戸駅前の歯医者、ウィズ歯科クリニック新松戸院長の手島です。

お子さまの指しゃぶりに関して、親御さまから「いつまでなら大丈夫?」「歯並びに悪い影響はないの?」といったご相談をよくいただきます。指しゃぶりは乳幼児期に多く見られる自然な行動ですが、時期や頻度によっては注意が必要です。今回は指しゃぶりがなぜ起こるのか、どのような影響があるのか、そしてやめさせ方や小児歯科での相談のタイミングについて詳しく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、お子さまの健やかな成長と美しい歯並びを守るための参考にしてください。

子どもはなぜ指しゃぶりをするのか?

指しゃぶりは、新生児や乳児にとって自然な行動です。生まれつき備わった吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)という本能的な行動の一部であり、母乳や哺乳瓶を吸うのと同じ延長線上にあります。この行為によってお子さまは安心感を得たり、眠りにつきやすくなったりします。また、成長とともに指しゃぶりは習慣化し、退屈なときや不安を感じたときのストレス解消法として残ることもあります。

一般的に3歳頃までの指しゃぶりは問題ないとされ、徐々に興味がほかに移って減っていくケースが多いです。しかし、幼稚園や保育園に通い始めても頻繁に指しゃぶりを続けている場合は注意が必要です。心理的な要因や環境的なストレスが背景にあることもあるため、親御さまが穏やかに見守りつつ、場合によっては専門家に相談するのが望ましいです。

指しゃぶりによる悪い影響

指しゃぶりが長期間続くと、前歯の位置が前方に押し出される「上顎前突(出っ歯)」や、上下の前歯が噛み合わない「開咬(かいこう)」といった歯並びやかみ合わせの異常が起こるリスクがあります。これは、指による持続的な外力が歯や歯槽骨(歯を支える骨)、歯茎に加わり、歯列や骨格に物理的な変化をもたらすためです。特に成長期は骨が柔らかく適応性が高いため、わずかな力でも影響が出やすいことがわかっています。

顎の発育への影響

指しゃぶりが習慣化し長引くと、上顎骨の過成長や下顎の発育抑制といった顎顔面のバランスの乱れが生じることがあります。これにより、骨格性の不正咬合(骨格自体のずれによるかみ合わせ異常)が形成され、将来的に矯正治療や外科的介入が必要になるケースも報告されています。また、顎関節にかかる負担が増し、関節音や開閉口時の違和感といった初期症状が現れることもあります。

発音や口呼吸の問題

開咬が進行すると、舌が正しい位置に収まらず、舌足らずな発音やサ行・タ行の発音障害が見られる場合があります。また、上下の前歯が開いているため、安静時に口唇が閉じられず、口呼吸が習慣化することも少なくありません。口呼吸は唾液の自浄作用を低下させ、むし歯や歯周病、歯茎炎症のリスクを高めるほか、口腔乾燥や口臭、睡眠時無呼吸症候群の一因になることも知られています。

指しゃぶりはいつまでOK?卒業は何歳?

指しゃぶりは、一般的に3歳頃までなら自然にやめるお子さまが多く、歯並びやかみ合わせに深刻な影響を与えることは少ないといわれています。ただし、4歳以降に指しゃぶりが続く場合は、永久歯の生える準備が始まる時期であり、歯列への影響が強く出る可能性が高まります。特に、5〜6歳を過ぎても頻繁に指しゃぶりをしている場合は、積極的な介入が必要です。

卒業の理想的なタイミングは3〜4歳まで。それ以降は、指しゃぶりを「癖」から「習慣」へ移行させないように注意深く見守り、必要に応じて専門家の助言を求めましょう。

指しゃぶりのやめさせ方

次に、子どもの指しゃぶりのやめさせ方について解説します。子どもの指しゃぶりは習慣化していることが多く、やめさせ方にはコツがいります。そのため保護者の方は苦労されるかと思いますが、以下の方法を組み合わせながら、お子さまの指しゃぶりを無理なくやめさせることが大切です。

ポジティブな声かけとほめる習慣

まず大切なのは、無理やりやめさせるのではなく、前向きな声かけを続けることです。指しゃぶりをしていない時間が増えたときには「今日はがんばったね!」と褒めてあげましょう。自己肯定感を育てることで、お子さまの心に自信が芽生え、自然と指しゃぶりの頻度が減っていきます。

指しゃぶりをする状況を減らす

退屈や不安を感じているときに指しゃぶりをするお子さまは多いため、そういった時間を減らす工夫が必要です。おもちゃや遊びで気を紛らわせる、スキンシップを増やして安心感を与えるなど、生活の中での対応を見直しましょう。

指しゃぶり防止アイテムの活用

どうしてもやめられない場合には、市販の指しゃぶり防止用の苦味成分入りマニキュアや専用グッズの使用を検討するのも一案です。ただし、お子さまにとって強制的・罰則的に感じさせないよう、注意して使うようにしましょう。

根本的な原因の解消

指しゃぶりの背景には、引っ越しや家族構成の変化、園生活でのストレスなど、心理的な要因が潜んでいることもあります。この場合は原因そのものを見つめ直し、必要であれば小児科医や小児歯科医、カウンセラーなど専門家のサポートを受けましょう。

子どもの指しゃぶりが気になる場合は小児歯科へ

指しゃぶりがいつまで続いてよいのか、どのように対処すればよいのか迷ったときは、小児歯科での相談をおすすめします。小児歯科では、お子さまの歯並びやかみ合わせの状態を丁寧にチェックし、必要があればマウスピースなどの装置による介入を提案することもあります。また、指しゃぶりの原因が心理的なものである場合、専門家との連携で対応策を一緒に考えることができます。

子どもの指しゃぶりを放置すれば歯並びや顎の発育に長期的な影響が残る可能性もあるため、早めの相談が重要です。小児歯科では、お子さまの成長段階に応じた指導やアドバイスを受けられるため、安心して相談してください。その際、小児歯科に加えて「小児矯正」にも対応している歯科医院を選ぶとなお良いでしょう。なぜなら指しゃぶりによる歯並び・噛み合わせへの悪影響が認められた場合に、小児矯正で対処する方法の説明も受けられるからです。

まとめ

今回は、子どもの指しゃぶりはいつまで・何歳までOK?という疑問に松戸市・新松戸駅前の歯医者、ウィズ歯科クリニックがお答えしました。指しゃぶりは、乳幼児期の自然な行動であり、3歳頃までなら特に問題はありません。しかし、4歳以降も続く場合は歯並びや顎の発育に影響を与える可能性があるため注意が必要です。やめさせ方には、ポジティブな声かけや状況改善、必要に応じたグッズの活用など、さまざまな方法があります。もし指しゃぶりの影響ややめさせ方に不安を感じたら、早めに小児歯科に相談し、専門家のサポートを受けることをおすすめします。お子さまの健やかな成長ときれいな歯並びを守るために、親御さまのあたたかいサポートが大切です。

駐車場・駐輪場のご案内

当院はJR新松戸駅から徒歩10秒と、通院に非常に便利な立地にございます。
また、提携駐車場・駐輪場も完備しておりますので、お車や自転車でも安心してご来院いただけます。ぜひご活用ください。

<提携駐車場をご利用の患者さまへ>
駐車証明書をご提示いただいた方には、無料駐車チケットをお渡ししております。
ご来院の際は、駐車証明書をお持ちいただき、受付にご提示ください。

<提携駐輪場をご利用の患者さまへ>
駐輪場のご利用料金は患者さまのご負担となりますが、次回以降にご利用いただけるチケットをお渡ししております。
ぜひ受付スタッフまでお声がけください。

ご不明な点などございましたら、どうぞお気軽に受付までお問合せくださいませ。

ウィズ歯科クリニック新松戸では、患者さまのご不安を少しでも和らげ、安心して通っていただける歯科医院を目指しております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

千葉県 松戸市、新松戸の歯医者

https://www.with-dcs.com/

心のこもった対応と高い技術で目指す 患者さま満足度日本一の歯科医院

『一般歯科』『小児歯科』『口腔外科』『親知らずの抜歯』『矯正歯科』『審美』『歯周病治療』『口臭治療』『入れ歯』『歯の痛み』『無痛治療』『ホワイトニング』『インプラント』『フラップレスインプラント』『セラミック治療』『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』『口コミ、評判』『分かりやすい説明』

松戸市、新松戸の歯医者 ウィズ歯科クリニック 新松戸院
オフィシャルサイト:https://www.with-dcs.com/
矯正サイト:https://www.with-dcs.com/ortho/
小児矯正ページ:https://www.with-dcs.com/ortho/kids
インプラントサイト:https://www.with-dc.com/implant/
お問合せ電話番号:047-345-0002